LIVE STAGE「ぼっち・ざ・ろっく!」

舞台ぼっち2024/キャストインタビュー⑤結束バンド

2024年夏、LIVE STAGE「ぼっち・ざ・ろっく!」再演&続編のビジュアル撮影がおこなわれた。撮影の合間に、“結束バンド”の4人にインタビューを実施。再演と続編を同時期に上演すると聞いたときの気持ちや、昨年の舞台の演出で驚いたことの他、続編の見どころなどについて話を聞いた。 

――撮影も順調に進んでいますね! 本作のキャラクター扮装を久しぶりにしてみていかがですか?

大竹美希(伊地知虹夏役):衣装を着たときは「懐かしいな」という感覚だったのですが、カメラの前に立って虹夏ちゃんとして撮影をしているうちに、どんどんいろいろなことがよみがえってきました! ああ、虹夏ちゃんはこうだったな、と思いながら楽しく撮影をしています。 

小山内花凜(山田リョウ役):昨年ぶりにリョウちゃんになれてうれしいです! 役が1度体に入っているので「リョウちゃんだったらこうするかな?」など思いながら撮影に臨ませていただいています。皆さんにお披露目できる日が楽しみですね! 

大森未来衣(喜多郁代役):撮影を始めてから、あの時の感覚がだんだんよみがえって来るのを感じました。ソロショットだけではなく、“結束バンド”の4人で撮ったりもしているのですが、公演の時の思い出が頭をよぎったりして…。この4人でいると落ち着きますし、ホームに戻ってきたような気持ちです! 

守乃まも(後藤ひとり役):(ピンク色のジャージなどの)衣装を着て「懐かしい…」と思いました。ふだんの私はピンクの服になじみがないので、余計にそう感じたのかもしれません。それから、カラコンを入れての撮影も新鮮でした。カラコンで青い目になった自分を鏡で見て、何かの“力”が使えそうだなって(笑)。 

――前回の撮影の時とはここが違う、という点を教えてください。 

大竹:前回はまだ稽古前だったので役が入っていなかったのですが、虹夏ちゃんがやりそうなポーズや動きも自然と出てきています。表情なども、自分でも「こうしよう」と狙ってやっているのではなくふっと出てくるので、また新しい虹夏ちゃんを発見できているような気分になれてとても楽しいです。 

小山内:昨年とはウィッグやメイクなどが変わっているので、イケメン度が増したリョウちゃんになっています!(笑)まだ撮影は続いていますがとても楽しいです。 

大森:私も、前回とは違って今回カラコンを入れています。鏡の中の自分を見て「わぁ、変わったな!」って。制服などの衣装はそのままですが、目が変わるとこんなにも印象が変わるんだ、と驚きました。 

守乃:緊張しているのは前回と変わらないのですが、デザイナーさんやカメラマンさんが前回と同じ皆さんなので緊張の度合いが少し減っていますね。 



――「再演もしくは続編のみ」ではなく、再演と続編を一挙に上演すると聞いていかがでしたか?

大竹:すごい! とは思ったのですが、実はまだ実感がわいていなくて(笑)。再演をして続編もやって、さらには1日通して公演をおこなう日もあるんですよね。頭の中の整理が追いつくかちょっぴり不安ですが(笑)、楽しみである気持ちの方が大きいので、演奏もお芝居もこれからどんどん稽古を重ねていきたいと思っています! 

小山内:お聞きしたとき、驚いて思わず口をぽかんと大きく開けちゃいました(笑)。再演は、初めて観る方にはもちろん楽しんでいただきたいですし、昨年ご覧になった方にも、さらによいものをお届けできたらいいですね。1日通しての公演は大変だとは思うのですが、どうなるんだろう? と今からわくわくしています。アニメの1期である1話から12話までを、通して舞台で観られるってことですものね。その日1日劇場にいれば、丸1日『ぼっち・ざ・ろっく!』を体験できますよ!(笑) 

大森:1日の感情の動きをコントロールするのが難しそう! と思いました。でも、再演&続編を一挙に上演する3日間は、時系列で言えば繋がっているストーリーになりますものね。昼公演と夜公演で1本の長い舞台のような感覚になるかもしれません。 

守乃:まさかのことにびっくりして「キャパオーバーになる…!」と思いました。9月はまだ残暑も厳しいでしょうし、前作と同じように体調に気をつけるのと同時に、体力をつけないといけませんね。 



――初演に引き続き、脚本・演出は山崎彬さんです。ぼっちーずの起用、下北沢を模した可動セットなどさまざまな驚きと楽しい演出も話題になりましたが、演じていて驚いたことは何でしょうか? 

大竹:出だしから驚きの連続でしたよね! ぼっちーずの登場からはじまって、アニメのオープニングを思わせる映像もあって、心を強くつかむ演出だと感じました。私が驚いたのは階段のセットの使い方です。台本を読んだ段階では「これ、どうするんだろう?」と思っていた場面転換が、あの階段が動くことで「そうなるんだ!」と納得しましたし、舞台の奥行きがさらに広がって見えたというか。 

小山内:そう、地下であるSTARRYへちゃんと階段を降りて行けるので「こうなってるんだ!」と私も驚きました。それから、下北沢の街並みを再現するためのセットの数々が、ちょっとアナログな雰囲気なのもかわいいなって。 

大森:手持ちカメラや映像の使い方も、お客さまが客席から観ていてきっと楽しいだろうなと勉強になることばかりでした! 

守乃:私は舞台が初めてなので、もう何もかもに驚きっぱなしで…。 

小山内:ライブでの演奏が客席へ向かっての生演奏であることも含めて、お客さまは舞台の上と同じ世界にいる感覚で観劇ができたんじゃないかな? と思っています。私もいちファンとして、客席から観たかったです!(笑) 

――再演&続編の見どころはどこになりそうですか? 

大竹:もちろんライブシーンと、それから深みを増していくストーリーにも注目してほしいですね。再演の方は、これから練習を重ねて、さらにグルーヴ感を高めたものをお届けできると思っています。 

小山内:再演のPARTⅠSTARRYにあたる初演では、虹夏ちゃんとぼっちちゃんのやりとりにスポットが多く当たっていたのですが、続編(PARTⅡ秀華祭)は文化祭を通して、ぼっちちゃんと喜多ちゃんの関係性を深掘りしていくことになると思うんです。“先輩組”はそんな2人を演奏面でも支えていきますので、ぜひそこにも注目してください。 

大森:そうですね、続編は喜多ちゃんとぼっちちゃんの心の動きが深く描かれると思うのでそこを見ていただけたら。明るくて陽キャなだけではない喜多ちゃんの心の一面をお見せできるようにがんばります。 

守乃:見どころ…見どころは、演奏のレベルをさらに上げられるようにがんばっているのでそこを見てください…あとお芝居もがんばります。私は高所恐怖症なので、文化祭のあのシーンがどうなるのか今から不安と楽しみな気持ちでいっぱいになっています。 



――最後に、公演を楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをお願いします! 

小山内:大好きな「ぼっち・ざ・ろっく!」の、大好きなリョウちゃんをまた演じられてうれしいです。演奏もお芝居も、さらにパワーアップしてお届けしますので楽しみにしていてください! 

大竹:また、キラキラ輝く世界に戻って来られました。バンドを組みたいと思うほどの仲間たちと一緒に、再演&続編に向けて稽古を重ねていきます。100%だったものを、120%にしてお届けしますので、ぜひ劇場に来てください! 

大森:今回私は、毎回違うものを…というチャレンジを自分に課しています。共演者の皆さんとの感情のやり取りから生まれるものや、皆さまからいただく熱を受けて、何度でも観たくなるようなお芝居をしていきたくて。それを感じに、ぜひ劇場にいらしてください。お待ちしております! 

守乃:前作が終わってから抜け殻のようになってずっと家にいたのですが、もうすぐ本格的な稽古が始まります。続編(PARTⅡ秀華祭)は、再演(PARTⅠ STARRY)とは違う雰囲気の楽曲もあって演奏するのがとても難しいのですが、がんばるしかないので気を緩めることなくがんばります! 


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